遍路道保全ボランティア(2019.12.24)

今日は今季6回目の遍路道保全ボランティアを行いました。

これが今年のボランティア納めです。

今回は、まず三角寺の本堂前に建つ標石からスタートして地蔵峠へ向かいました。

この区間は、毎日のように地蔵峠へ登り、ボランティアで倒木の処理などの作業をしてくださっている地元の方々がいらっしゃるので、いい状態で安心して歩くことができます。

途中の休憩所で、そのメンバーの方々にお会いました。

メンバーの方々にお礼を伝えして、今日の保全ボランティアの旨をお伝えすると大変喜んでくださいました。

励みになりました。

先日、法皇山脈では雪が降ったようで、地蔵峠に近づくと、雪が残っていました。

間近に雪を見るのは、この冬初めてです。

地蔵峠に設置されている草刈り鎌に仲間が加わっていました。誰かが枝切りバサミを設置してくださったようです。

枝切りバサミがあるととても便利ですね。

感謝いたします。

続いて、地蔵峠から仙龍寺の不動堂へ。

歩行の妨げになる枝を切りながら急な坂を下りました。

ここまでは、概ね良好でした。

続いて、不動堂の手前に建つ中務茂兵衛標石が指し示す遍路道へ。

昨年の11月、ハンドピッケルだけで倒木を3本折ったことを思い浮かべて、あんなことよくできたもんだ、と苦笑い。

枝や笹を切りながら進んで谷まですこし下った後、急な斜面の倒木が行く手を阻みます。

この場所での倒木処理はとても危険ですので、今回もスルー、倒木を潜って進みましたm(__)m

道が滑落した場所から幅の広い道に入り、枝や笹などを切りながら進みました。古い地蔵丁石が残っていて、この道が遍路道であることが分かりますが、すぐ上を走る市道から投げ捨てられたゴミが散乱していて、いにしえの風情も台無しです。ほとんど人目につかないこの場所で不法投棄をする愚者がいるのでしょう。

この区間の復活まで、まだまだ年月がかかりそうです。

市道に入って市仲の真念標石を拝して堀切峠へ。

集落の外れから雰囲気が変わり、大嶽神社の鳥居から細い山道に入ります。

ところどころで枝を切ったり、妨げになっている倒木をずらして通れるようにしたり、作業をしましたが、概ね良好で歩きやすいいい道です。

堀切峠の峰の地蔵に着いて、すこし休憩をとってから、平山へ下りました。

峰の地蔵を出発してすぐに草に覆われた道を下ります。

ここで草刈をして、妨げになっている倒木の枝を切りました。

その後、土佐北街道に合流すると、すぐに草に覆われた場所を通ります。ここで草刈をしましたが、草刈機の充電がきれて、草刈機の役目は終わりました。

次は、年が明けてから草を刈りに来ます。

その後は、草刈が必要な場所はスルーし、枝を切りながら下りました。

そして、土佐街道平山登山口に着いて、今季6回目の遍路道保全ボランティアは終了となり、そのまま歩いて帰宅しました。

これで今年の遍路に関わるボランティア活動は終了です。

新年を迎えてから、引き続き活動を再開いたします。

今年一年間、本当にありがとうございました!!!