今日は穏やかに晴れる中、遍路道の保全ボランティアに行ってきました。
場所は、今回も三角寺から三角寺川に沿って西金川へ下る遍路道です。
前回、川道の迂回ルートを通しましたが、補修が必要と思われる箇所が幾つかあり、加えて、川道の他に気になる箇所もあるので、今日作業を行うことにしました。
現地へ向かう途中、お遍路さんと出会いました。
ご挨拶をして、話を伺うと、三角寺を参拝した後、仙龍寺へ向かうとのことでした。
地蔵峠越えの遍路道について訊かれましたので、三角寺奥之院道について説明させていただきました。
お遍路さんをお見送りして、今日の作業を開始しました。
まず、西金川側から遍路道を上り、雑草が生い茂る場所です。
何度か除草剤を散布していますが、あまり効いていない感じですので、雑草を抜きました。
手で一本一本抜いてゆく作業は、時間がかかりました。
続いては、文久癸刻建立の標石からの上り坂です。
先日の春の嵐でまとまった雨が降りましたので、川道の水量をチェックしました。
川道の下手、標石に近づくと水が無くなるのですが、どこで道から排水されているのか分かりません。
しばらく雨が降っていない時は、道の幅に収められている丸太の手前辺りで水が無くなっていますが、今日は春の嵐の影響で、丸太を越えて迂回ルートの入口付近まで水が流れて来ていました。
ただ水量は少なく、迂回ルートの入口付近で水が無くなり、そこから標石までの間には水はありませんでした。
通常は丸太の手前辺りで排水されていて、雨量が多くなるとオーバーフローするのかもしれませんので、丸太の手前付近を確認してみましたが、人工的な排水設備は見当たりませんでした。
--いったい水はどこへ?
不思議な感じです。
この後、迂回ルートで、上り下りが難しい斜面に石を組み、常にぬかるんでいる箇所に石を設置するなどの補修作業を行いました。
そして、三角寺に近づいた辺り、道が流されて幅が細くなっている個所にトラロープを設置しました。
文久癸刻建立の標石の前でロープを伸ばして、あらかじめ必要な長さに切っておきました。
現場に着いて、いよいよ練習してきた「二重八字結び」と思いきや、「ちょっと待てよ…」と手を止めました。
杉にロープを張るわけにはいかず、他の木を利用してロープを張る予定でしたが、、しっかりした木が少なくてロープが届かず、なんとも中途半端な張り様に。まさに「帯に短し襷に長し」でございました。
また改めて、杭かロープ止めを使いたいと思います。
その後、三角寺に到着して、保全ボランティアは終了となりました。
今日は暖かくて、作業をすると暑いほどでした。
程よく汗をかいた感じですね。
さて、今月からはお接待をメインに活動をさせていただきます。
これからお接待の準備を整えてまいります。