託された金剛杖を大窪寺へ(第5回)

今日の『託された金剛杖を大窪寺へ』の第5回目は無事に終了しました。

鬼無駅をスタートした時は涼しくて、とても歩きやすいコンディションでしたが、一宮寺を参拝した後は暑くなりました。

鬼無駅から一宮寺までは、香東川の河川敷を南下するルートではなく、潜水橋を渡ってから成合天満宮を経由するルートを歩きました。このルートの方が降り遍路石が残っていて、街中でも昔の細い遍路道が保全されていて、遍路道の風情が感じられますね。

一宮寺に着くと、参拝しているのは、数人のお遍路さんだけで、落ち着いた雰囲気でしたが、本堂の参拝を始めたタイミングで遍路ツアーのご一行様が到着されて、雰囲気は一変しました。

まさに『秋の遍路シーズン』真っ只中。霊場とお遍路さん、いい雰囲気ですね。

一宮寺の後は、真念さんの『四国徧禮道指南』に記されている廣田八幡宮、伏石神社、野田池堤、三十番神宮を経由するルートを歩いてみました。

随神門から振り返ると長い参道が伸びていて、随神門をくぐると朱塗りの拝殿が目を惹く廣田八幡宮、反面、伏石神社は本殿と拝殿が建て替えとことで更地になっていて、社務所に拝所が設けられていました。

伏石神社からほどなく野田池に着くと、堤から屋島と五剣山がよく見えました。

その後は、詰田川近くに鎮座する木太町の氏神と伝わる八坂神社を経て三十番神宮へ。傍では夷神社の獅子舞が踊っていました。その流れで夷神社へ。丁度、獅子舞メンバーの皆さんが戻てきて、お茶のお接待をいただきました。感謝!!!

この後は、春日川に沿って北上して、県道155号(旧国道11号線)に入り、新川を渡って潟元駅に到着し、本日の予定は終了となりました。

今日は好天に恵まれて、気温があがって暑くなりましたが、新しい発見も多く、また、道中でお接待や励ましのお言葉を賜るなど、良き1日になりました。

このお導きに感謝です。

南無大師遍照金剛。

次回は11月の予定です。