遍路道保全ボランティア(11/13)

今朝は快晴で、空気はひんやり、陽は心地良く、まさに快適な天候になりました。

そんな今日は2019年度の遍路道保全ボランティア、第1回目を行いました。

まずは、右手に草刈機、左手に枝切バサミ、背中には除草剤や関連ツールを背負い、徒歩で戸川公園へ向かいました。

保全作業を前にして快適なウォークでした。

戸川公園に着いて、直ちに準備を整え、いざ桃山新墓園へ。

今回のメインは桃山新墓園の山手を通る遍路道です。

ですが、桃山新墓園の手前の高台を通る遍路道は、草が生い茂り大変な状態でした。

--桃山新墓園に辿り着く前に草刈機の充電が無くなってしまう・・・

桃山新墓園まで草刈機を温存しておきたい気持ちと、幹の太い草が多いこともあって、枝切バサミで草を刈ることにしました。

ですが、これが思いのほか大変で、なかなか前へ進めず。

ようやく半分ほど草を刈ったところで、すこし先の畑で作業をしていた男性が私に気づいて声をかけてきました。

ボランティアの趣旨をお伝えすると、「草刈機を持ってるからここは刈ってあげるよ」と、とてもありがたい申し出をいただきました。

サプライズ的な救世主の登場に感激しました。

お忙しい中ご協力いただき、心から感謝いたしております。

ありがとうございました!!!

この場所は男性に委ねて、桃山新墓園へ移動しました。

真念の標石を拝してから、作業場所へ。

いきなり倒れた木の枝が行く手を阻んでいて、その枝の背後には切られた枝が積まれていました。

誰かが何らかの作業をしたようですが、切った枝を道に積んだら通れません。

--置く場所を考えてよ!!!

さすがに憤りを感じつつ、作業を開始。

枝切バサミをフル活用して、行く手を阻む枝を切除しましたが、かなり時間がかかりました。

そして、道に積まれた枝を道の端に移動させました。

私の細腕では一度に全部を移動させることは難しく、数回に分けて移動させ、通れる状態にしました。

続いて、道に覆いかぶさる枝やツルが行く手を阻んでいました。

ここでも枝切バサミをフル活用。

しかし、ほどなく枝切バサミが故障して切れなくなりました。

想定外のアクシデントに戸惑いました。

--枝切バサミが使えない。さて、どうする?

手でツルを引きちぎり枝を折る。

この策でなんとか通れる状態にしました。

そして、温存していた草刈機の登場。

生い茂る草を刈っていくうちに安全カバーが外れました。

ツルが多くて何度も絡みついて、安全カバーに大きな負荷がかかって故障したようです。

--安全カバーがないと危ないな・・・

と思いつつも、安全カバー無しで作業を行い、30分の充電を使い切って、ここでの作業を終えました。

その後は戸川公園へ向かい、戸川公園の手前の細い坂道では、草刈機の充電は使い切り、枝切バサミは故障で使えず、ということで、除草剤を散布するだけとなりました。

また、別の機会に草を刈ることにします。

戸川公園に戻り、今日の遍路道保全ボランティアは終了、片付けをした後、徒歩で帰宅しました。

帰路は疲労感に包まれてのウォークでしたが、穏やかな青空と暖かさが、これまでの悪戦苦闘を癒してくれているように感じました。

2019年度最初の保全作業は、想定外の悪戦苦闘でございましたが、これからの作業のことを考えれば、悪戦苦闘で良かったと思います。

これから2020年の3月初旬頃まで遍路道の保全ボランティアが続きますが、四国中央市に残る遍路道にて地道な活動をさせていただきます。